ベランダに吊るしている多肉植物たちです。 でもこの時の私は、多肉植物を眺めているのではなく、鉢を見ていました。
- この駄鉢、かなり年季が入ってきたなぁ…。
- 多分、10年以上使っているんじゃないかな?
- 表面がザラザラしてきて、水のカルシウムだか、白カビだかが覆っていて、 新品の駄鉢より、ずっと好きだなぁ。
- 駄鉢は200円しないから、コストパフォーマンス的にも優秀だなぁ。
- もし、今、新品の駄鉢を購入したら、 いったいどれくらいで年季の入った状態になるかなぁ。 (実験でもしてみるかな)
- イギリスではヨーグルトを鉢に塗ってカビをはやして、経年劣化(っぽく?)させるって、何かで読んだことあるなぁ。 (本当かな?)
- いっそ、我が家のベランダ園芸はこの駄鉢で統一させるのもいいなぁ。
- 今度、【駄鉢】の記事をブログに掲載しようかな。 (ならば、撮影でもするかな)
そんな経緯で、吊るしている鉢をおろしてきて、iPhoneで撮影し始めました。
そしたら…、
- あれ、いつも、後ろ姿しか見ていないけれど、【朧月(おぼろづき)】って、こんなに色白で綺麗だったっけ?
- これって、実家からもらったものだよな。
- ほったらかしなのに、綺麗だなぁ。いや、ほんと、美しいなぁ…。
グルッと、鉢を回して反対側も撮影。 (既に撮影の対象は、【鉢】ではなく【朧月】に…)
- こっちはまた違う表情しているなぁ。
- 青みのある薄灰色。かすかに秋冬の紅葉の名残が見られるなぁ。
- フォルムも色も、綺麗だなぁ。
- 植物ってほんと、綺麗だなぁ。
- ため息でるほど、綺麗だなぁ。
…と、鉢のことも忘れて、朧月に感動してしまいました。