会社にはメダカの水槽がありまして、現在、水温は10℃。 かなり水温が下がってきました。おかげで、メダカは昼間でもポ~ッとしていることが多くなりました。その水槽を、一日1回、覗き込むのが社長の日課です。
社長は現在、70歳代半ばです。その道のプロとして日々、品質管理・研究開発に没頭しています。そして、仕事の合間に病院に通っては体をメンテナンスしています。「病院に行くことも仕事だ」と、おっしゃっています。
難聴が進んでいまして、高価な補聴器を使用していますが、お客様によっては、お話がよく聞こえない場合もあるようです。
- 声が小さい方
- 早口な方
- こもるように話す方
は、聞き取りづらいそうです。
「聞き取りづらいので、ゆっくり大きな声でお願いします」 とお願いしても、話し方を変えない方が結構いらっしゃるのは、
- 勿論、本人が聞こえる状態だし、
- これまで、聞こえづらい人との接点を持った経験がないか
- あるいは、言われたことがイメージ出来ない
のだと感じます。
そんなお客様との打合せを終えたある日、「君の声は、ちゃんと聞こえるのにな」と、社長に言っていただきました。
確かに私、仕事の確認やら何やら、ちゃんと伝えなければなりませんから、ゆっくり大きな声で、時には2度言います。 だからでしょうか???
- 会話のキャッチボールを意識する
- 「伝えたい」という思いで、明快な言葉を選ぶ
- 相手の状況を察する
など、仕事をこなすだけでない「大事なこと」を学ばせていただいています。
そもそも、社長がこれまで積み重ねてきた経験値や知識は、若い者は足元にも及びません。 仕事に誇りと喜びを持ち、研究に余念がない社長の姿こそ学ばせていただいている点でもあり、
つくづく尊敬しているわけです。