会社でメダカを飼っています
会社でメダカを飼って、かれこれ3年がたとうとしています。実は一昨年に、生まれた子メダカが今年、卵を産んでいます。でも今年、産み付けられた卵はとても弱いように感じます。
というのも、この2年間、水槽の中に新しい仲間を入れていません。なので、メダカは兄弟の血筋が多いはずです。卵や生まれた子(孫)メダカが弱いのは、近親交配のせいだと思っています。
今年の卵、サバイバルしたのはわずか2匹
まず、卵を見つけたら取り出して、別の入れ物に救出します。(そうしないと、親メダカが食べてしまいますから)
そのうち、卵の中で子メダカが育っているのが見えます。ここまできても、そのうちに卵は白く濁って死んでしまいました。(毎日、水を替えでもダメです)
また、孵化しても、長くは生き残れないのです…。こうして今、生き残っている子メダカは2匹。
現在、1cmサイズにまで成長して、ひと安心です。ビーカーの中で、2匹だけの世界。エサに困った経験を持たないからか、まだ幼いからか、食への執着が少ないです。
エサやり係の責任と誘惑
毎朝、私が出社してする最初の仕事は、コピー機の電源を入れて、子メダカにエサをあげることです。
これまで私は、エサの食べ過ぎでよもや死んでしまわないよう、最新の注意でもって、子メダカにエサを与えてきました。
乳鉢で擂り潰して細かくしたメダカのエサを、チョンと指先につけて、パラパラと水面に落とすわけです。この細かなエサは以前、社長が擂り潰してくれたものです。
子メダカは、すぐにエサに気付きます。でもその様子からは、「空腹感」とか「食べる喜び」が見てとれないのです。「とりあえず、食べとこか」的なのです。
一方、親メダカは、すさまじいです。子メダカを飼っているビーカーのすぐ横に、親メダカの水槽があります。
私が子メダカのエサやりのためにビーカーに近づくと、隣の水槽では親メダカが全員集合で私の近くに寄ってくるのです。それだけでなく、究極に体をフリフリして、エサをねだります。この姿に、コロリとやられる私です。
本来、親メダカのエサやりは社長のお楽しみです。なのに、実を言いますと、ほんの少しだけ親メダカにもエサをあげている私です。
だって、社長より早く出社する私は、親メダカのこの強烈な「エサ頂戴」パフォーマンスを見てしまうわけです。これを見て知らん顔なんて、とてもとても、無理です。無理。
なので、ここに白状します。社長がエサをあげる時のメダカの様子は、私が朝一で見るあの強烈さには及びません…。(すみません、社長。社長の楽しみを少し、奪っています)
ちなみに、子メダカのエサやりは、「エサの分量を気にかけてあげる必要性」という名目で、私担当になっています。
エサやりの楽しみも、あといかほどか…
この先、水温が下がってくると間もなく、メダカの様子も変わってくるでしょう。だんだん動きが緩慢になってきて、冬眠の準備に入ります。それに伴い、断食です。
それを思うと、動きが早すぎて写真撮影が難しいのですが、やっぱり、ヒラヒラ・元気に泳ぎまわる暖かい季節のメダカって、いいものです。
ヒラヒラも、エサやりも、もうしばらく、あと少しのお楽しみです。