我が家の鉢の話【その2】

我が家にあるを気にかけてくれる方がいらっしゃると知りました。 (嬉しいです、ありがとうございます♪)

実は、以前にも鉢の記事を書いたのですが、今回はまた違う視点で書いてみます。

器を見ると、「花器として使えるかな」と考えます。手前も花器として使用。 これまで、植物メイン(時々その他)で書いてきましたが、...

ちょっと昔話から入ります。私は20歳の頃、バックパッカーの師匠に会い、個人旅行の仕方を教えてもらいました。そして20代後半に仕事を退職して、30代初めまでバックパッカーをしていました。

その間、一番多く出入国した国は、タイ。 一番長く旅したのは、インド。一番長く暮らしたのは、フランスでした。

タイは、新しもの好きで吸収(取り入れ)の早い国でした。なので、フレキシブルな感性をいっぱい受けました。

インドは、別世界でした。美しいものも、そうでないものも全て包み隠さない、あからさまな世界でした。だから今でも、少しばかり怖くも、憧憬の念を抱く国です。

フランスは、人種のルツボ。自由でいてシビアな国でした。他人と一緒でなくて当たり前の世界でした。その分、コニュニケーション(言葉)が大事でした。

そんなバックパッカー時代の私は、勿論、大したお金なんて持っていません。(ま、今も知れてますが。)なので、お金の優先順位はモノを買うより、経験に費やすことでした。

その後、帰国して日本で仕事を再開するにあたり、小さな長屋を借りたら、その敷金・礼金で
手持ちのお金が完全に、底をつきました。

(一人暮らしは初めてではなかったけれど) 日本はとにかく、お金がかかる…、 それが、バックパッカーあがりの人間の印象です。

というわけで、私はケチです。

これは、フランス仕込みです。私が知るフランス人は、買い物はとことん吟味して探し、財布の紐はギュッ!!と硬いです。でも、新鮮で美味しい食べ物と、寄付、バカンスは別です。(私もそうありたいと思っています。)

で、何が言いたいかと言いますと… 鉢には基本、お金をかけていません。

あの、軽石の鉢も(↓)

軽石の鉢に植えたノキシノブ

これも(↓)

ウンベラータ

水牛の花器と、マクラメ編みハンガーに入れた受け皿。ウンベラータの三本脚の鉢。

そっちや(↓)

仙人の舞

カランコエ「仙人の舞」 の鉢。

こっちや(↓)

ビカクシダ

三本脚の万年青(おもと)鉢と、ビカクシダがくっつく通風パネル。額は手作り。

それも(↓)

ガジュマル

多分、持っている鉢の9割が1,000円以下でしょう。ご近所や、母からの頂き物も結構、あります。 例外は、この手びねりの鉢くらい。(↓)

鉢

何度も、何度も見て、本当に、美しいなぁ…と思ったから。

私の住む岐阜県東濃地域は、陶芸(美濃焼)の土地です。町には、陶器業を生業としている方が大勢いらっしゃいます。陶器の市(フェスタ)もたくさん開かれます。なので、「土もの」は選択肢が多く、お値打ちだと思います。それとともに、買う側もシビアです。

そんなわけで、自分の目で見て、納得のいくものを、自分にとっての適正価格で探す日々です。いわゆるそれが、私の「生活の遊び」のひとつなのです。

鉢の話、でした。
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