植物を育てていると自然、鉢も気になるものです
植物が育ってくると、植替えが必要になってきます。すると、鉢が必要になります。そんなこんなで、鉢も増えてきます。我が家でも、いろいろな鉢を使って楽しんでいます。
プラスチック鉢
プラスチック鉢は、軽くて丈夫であることがポイントですね。なので、ハンギングに重宝しています。
園芸店で植物を買うと、プラスチック鉢に入っていることがよくあります。それを、家でも使うのですが、数が増えるので、残すのは黒か白だけとルールを決めています。
また、大きな植物は土の量が多くなるので、プラスチック鉢を利用することで総重量を抑えています。それだけで、世話のしやすさが随分違ってきます。我が家のセロームは、9号鉢(27㎝)に植えていますが、勿論、プラスチック鉢です。
ただ、重さを抑えられるということは、小ぶりな鉢を外に出しておくと強風で転倒することがあります。ご注意ください。
プラスチック鉢の外側は水ぶきして掃除ができるので、インテリア的にも清潔を保てますね。
テラコッタ、素焼き、駄温鉢
釉薬をつけていない焼き物の鉢ですね。
素焼き鉢は比較的、低温で焼いてある焼き物なので通気性があります。ということは反面、乾きやすいとも言えます。特に、小さな鉢は乾きが早くて水やりのタイミングが難しいと感じます。なので私は、多肉植物を植えています。
駄温鉢は、素焼き鉢より高温で焼いて焼きしめていますから、強度があります。鉢をコンコンと爪ではじいてみると高い音がして、素焼き鉢との違いが分かります。植物を育てるには、この駄温鉢が育てやすいと思います。
焼き物の鉢には、水のカルシウムがついたり、苔が生えたりして、年月と共に、鉢の様子も経年の美を見せます。イギリスのガーデナーたちも、この経年の変化を美しいと見ています。私も、使い続けた美しさに魅せられる性質(たち)ですが、苔のついた鉢をインテリアに取り入れることを躊躇する方もいるかもしれませんね。
ただし鉢が大きくなるにつれて重さが負担になります。また、焼き物なので、取扱いによって割れることがあります。私が住む東海地方では、その経験はありませんが、鉢土に水分が多く残っていると、真冬に凍って鉢が割れることもあります。耐久性は、鉢の価格でも幾分、計れると思います。
釉薬のかかった陶器鉢
素焼き鉢より耐水性に優れます。とはいえ、プラスチック鉢ほどの密閉性はありません。焼き物ですから重厚感があります。たとえば、プラスチックの黒と陶器鉢の黒とでは、重厚感が違うのですよ。
作家もの、遊びのあるもの
植物を育てるだけにとどまらず、鑑賞するものとしてとらえると、鉢もこだわってきますね。植物と鉢とが一体となって、その世界観を作り上げる盆栽(鉢)と同じ考えでしょうか。
自由な形、素材感、色…、探せばいろいろあります。私は、この先、植物の数を厳選しつつ、鉢とのバランスでインテリア性をUPしていきたいと目論んでいます。地道にひとつずつ、お気に入りの鉢を探していきたいです。
合成樹脂製
「グラスファイバー」、「ポリプロピレン」、「FRP」…。軽量で、割れにくい、これは大きな魅力です。また、紫外線や温度変化、経年による劣化が少ないのも頼れるところ。
コンクリート風な質感ものもなど最近、お洒落な鉢には合成樹脂素材が出回っていますね。我が家ではまだ取り入れていませんので、感想が書けませんが。
盆栽鉢、軽石の鉢
盆栽鉢は丈が浅く、間口が広く作られています。和(盆栽)の風合いが強いのですが、多肉植物の植え込みにもよく使われますね。私も、多肉植物を植えています。
同じく、盆栽で使われる軽石の鉢。軽石をくりぬいて作った鉢なので通気性良好。私はノキシノブを植えて、自然な風合いを楽しんでいます。
まとめ
植物を育て始めると、鉢も気になります。植物に合った鉢を選んであげるのが一番ですが、探し始めると結構、楽しいのです。何にしても、植木鉢の違いだけで、植物の見た目がグッとステキになるものです。
その他、テラコッタにアクリル絵の具で色を付けて、イメチェンして使ってもいます。そんなわけで、植物とのサイズバランス・育てる場所…状況に応じて、色々な鉢を選んで、楽しんでいます。