ヒラヒラを楽しむノキシノブ【羽衣】は、盆栽店で出会えます

山野草コーナー(盆栽店)は、興味深い植物の宝庫

園芸店の山野草コーナーをウロウロしていたら、気になる植物を発見しました。 ノキシノブです。 最初、見ていたのは「昇竜」とか、「象の鼻」とか。ノキシノブと言ってもいろいろな種類があり、興味深いです。

周りを見渡すと、このエリアに興味を示しているのは盆栽が趣味とおぼしき、おじ様ばかり。どう見ても、「今、ここで決断しなければ、ノキシノブが売れてなくなるかも!!」と危惧する心配はありません。

だから、ひとまず購入は保留にしました。

次に、お店の敷地内に期間限定で出店していた盆栽店にフラリと入ってみました。するとやっぱり、アンテナに引っかかってしまいました。どうやら、この日の私の植物アンテナは、「ノキシノブ」電波をキャッチするようです。

ノキシノブ 【羽衣】です。

ノキシノブ 【羽衣】

私にとって、ノキシノブは初めて見る植物です。さっそく、この植物のことを聞こうとお店のおばちゃんに声をかけました。

すると 「あ、お父さん、説明お願いね」と、あっさりお父さんにバトンタッチ。 どうやら、お父さんは盆栽のプロフェッショナルのようです。他のお客さんとの話を切り上げて、説明してくれました。

「ノキシノブって、柿の木とかに生えてるでしょう。」
「普通はヒョローンて、長いの。
「これは、突然変異で葉がヒラヒラになったのね、このヒラヒラを楽しむの。」
「夏は日陰、冬は部屋の中のほうがいいね。」
「水は、一週間に一度でいいね。」

いろいろ教えてもらいました。何しろ、その姿に興味を持ってしまった私です。あげく、盆栽店のお父さんの説明を聞いたら、購入しないはずありません。はい、連れて帰りました。

ノキシノブ 【羽衣】

ヒラヒラがいい感じです。

それにしても何気に、盆栽店のお父さんが付けたであろう「針金」がツボです。葉が広がりすぎないように、針金を曲げて作っただろう代物です。このテキトーに曲げた感、でも(広がらないように)しっかり仕事をしているあたりがいい感じです。

ノキシノブ 【羽衣】

よくよく見れば、アチラコチラに天然のノキシノブ

その後、気にしてみたら近所の桜の古木に「ヒョローンて、長いの」を発見しました。 これぞ、天然ノキシノブ!です。 2種類の「ヒョローンて、長いの」が育ってます。シンプルなタイプであれば結構、普通に見かけることに気づきました。

ノキシノブ

ノキシノブは、ウラボシ科の着生植物

ノキシノブは、ウラボシ科です。ウラボシ科といえば、ビカクシダと同じです。

ビカクシダ ビフルカツム

これは我が家のビカクシダ ビフルカツム。これと同じ科の植物というわけです。

ビカクシダ リドレイ

こちらも我が家のビカクシダ リドレイ。

どうりで、厚みのある葉の感じがどこか、ビカクシダと似ています。着生植物ということは、板つけにして吊るすのもいいですね。これから、いろいろ楽しめそうです。


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