植物を手に入れることに熱心だったあのころ…
つい1~2年前まで、「これ、好きだわぁ、欲しいわぁ」と思っては、増え続けていた我が家の植物たち。園芸店に行く度に、手には新しい植物が握られ、レジに並んでいました。
それは、一目ぼれで衝動買いした【ギボシ “文鳥”】とか。
今は亡き人との思い出を振り返って買った、南蛮煙管(ナンバンギセル)とか。
ガジュマル
レデボウリア・ソシアリス 彪紋(ひょうもん)
獅子葉谷渡り(シシバタニワタリ)
その他、もろもろ。あれやこれや。
勿論、好きで手に入れたものたちばかりです。あるいは、植物好きならきっと一度は思う「部屋をジャングルのようにしたいわぁ」という妄想が、追い風になっていたのかもしれません。
いや、もしかして、もっと奥深い無意識なところで、「ブログに載せるために買っていたのでは?」と言われた時、完全否定できるか?私?それも、自慢のためというより、ネタのために…。せめてもの言い訳は、好きで手に入れたものたちばかりですがね。
それが、最近はめっきり落ち着いています。園芸店からも久しく足が遠のいています。それは単に、冬の寒さで冷える屋外の園芸店を避けていたのかもしれません。あるいは、ネタ探しに躍起にならず、恰好つけなくなったのかもしれません。
それは決して、植物への興味が薄れたというわけではありません。こうして今日も、鉢を眺めているのですから。
このビカクシダ ビフルカツムの子株。これは、育てている親株から生まれた子です。なにしろ、親株から切り離す時に奮闘しました。その後も葉を折ってしまったり、ひと波乱も、ふた波乱もありましたが、今は落ち着いています。
こうして、3歩育てて2歩ダメにする世話焼きですが、植物たちは確かに育っています。それを眺めるのが嬉しいこの頃。持っている植物たちを観察して、育てる楽しみを満喫しています。
これからは、植物も成長の時期。変化を目の当たりにできるのは、モチベーションが上がります。実際にこのビカクシダ ビフルカツムの子株、胞子葉が育ってきいていますから。
それにも増して春の訪れで、私の購入意欲も冬眠から目覚めてしまったらどうしよう。と、困った顔しながら喜んでいる私です。というわけで、植物たちからますます目が離せない季節です。