手帳を使いこなすことができない私
以前の私
以前の私は、年末になるとお気に入りの手帳(スケジュール帳)を選び、くる年に備えるのが習慣でした。
そして新しく準備したその手帳に、事前に分かっている情報(例えば誕生日だとか、決まっているイベント、給料日…)にシールを貼って、デコレーションしていました。
給料日はお財布のシール、誕生日を示すのはケーキのシールです。
こういった小さなシールがまた可愛いくて、女子の心をつかむわけです。
でもそれって、スケジュール管理には大した効果はありませんでした。それは、スケジュール帳を楽しく使っている満足感であって、私のスキルを上達させるわけでもなければ、 新しいアイデアを生み出すきっかけにはならないのでした。
というわけで、スケジュール帳をシール等でデコレーションする行為は、かなり昔に卒業しました。
ならば今はどうか、というと…
最近は1年間、手帳を使いきることさえできません。以前は、手帳にその日の出来事を一言、書いていたのですが、その日記さえ書いていません。
生活や仕事のスタイルが変わったせいもありますが、めんどう臭くなったのです。だって、それは、終わったことの記録だから。それも、後から振り返って見ることのない記録です。
そんなわけで、今も昔も手帳(スケジュール帳)を全くもって使い切れていない私です。(トホホ…)
【本】1冊の「ふせんノート」で人生は、はかどる
そんな私が、この本をとても興味深く読みました。
著 者:坂下 仁
発 行:フォレスト出版株式会社
この本で薦めているのは、
ひらめいたこと、TODO(やること)リスト、会議メモ…なんでも、
「ふせん」にメモして、それをA4版ノートに貼りつける
それだけです。
「ふせん」とは、色のついた小さな紙片です。一般的に「ふせん」は、大切な箇所を見つけやすくするための目印として使います。あるいは、「ふせん」にメモを書いて、貼っておくこともしますね。使い方としては、脇役ですね。
この本では、「ふせん」を脇役的な使い方から、主役に抜擢するという発想の転換を紹介しています。
これは自由で面白そうだ、と感じました
いつでも「ふせん」を身近に置いておいて、自由に「ふせん」に書く。
そうすることで、自分の中から湧いてきたこと、自分の興味が引っかかったことを見逃さずに、忘れずに、集めることができそうです。
それをA4版ノートに貼る。
「ふせん」は、ノートに貼った後でも並べかえることができます。また、「ふせん」を貼ったノートの隙間には書き込みもできます。そうして情報を集約し、そこから更に思考を練って広げることができる、そんな可能性を感じました。
使うのは「ふせん」とノート。そして、厳格なルールのない自由さが、落書きするように私の思考をも自由にしてくれそう。そんなふうに、可能性が広がる感じがしたわけです。
ちなみに、この記事は「ふせんノート」を利用して書いてみました。(ふせんの使いかたが、まだまだ下手くそですが)
というわけで2017年、私はスケジュール帳を使わずに「ふせんノート」でいってみようかな。
そんなふうに思っています。