以前、「オススメの観葉植物を1つ選ぶとしたら何を選ぶか」という話で、私はフレボディウム ブルースターを選びました。
今回は、その第2弾です。「次に選ぶ、オススメの観葉植物」は、ビカクシダ(コウモリラン)です。
ビカクシダ(コウモリラン)はこんな植物
科名・属名:ウラボシ科・ビカクシダ属
学 名:platycerium
原産地:オーストラリア、東南アジア、アフリカ等の熱帯地域
水やり:水苔等が乾いたらたっぷりと。葉水も好きです。
難易度:★★★★☆(初心者でも容易)
※難易度は、★5つが容易。判断は、私が育てて感じた独断です。
オススメする理由は、
- 姿形がユニークで魅力的
- 比較的、丈夫で育てやすい
- 鉢植えだけでなく、ハンギングや板付けができる
といった点です。
姿形がユニークで魅力的
ここでは、比較的入手しやすく、私が育てているビカクシダ ビフルカツムでご説明します。
画像で見れば、一目瞭然。ビカクシダは、その個性的な姿が魅力です。植物でありながら、アート作品のようなその容姿は、見ていても飽きません。
比較的、丈夫で育てやすい
ビカクシダは、胞子葉(①)と、貯水葉(②)という2種類の葉からなっています。
胞子葉(①)は、鹿の角のように広がる葉。字のごとく、育ってくると胞子を付けます。一方、貯水葉(②)は水を蓄える部分です。
どちらも、時期をずらして毎年、新しい葉が出てきます。貯水葉は、出てきたときは薄緑色ですが、じきに枯れて茶色になります。そんな旺盛な成長と変化の面白みが、育てる楽しみをくれます。
原産地が熱帯地域ですから、寒さは苦手です。とはいえ、私が住む東海地方では、真冬以外はベランダの明るい日陰の壁に掛けて育てています。気温が下がってきたら水やりを控えることで、寒さの耐性もできると感じています。とはいえ、真冬の夜間は室内に入れています。
また、真夏の直射日光は強すぎて、葉焼けします。なので、明るい日陰のベランダの壁掛けが適当な位置と判断しています。
水は、乾いたらたっぷりと。私は、通風パネルに固定させているので、通風パネルの裏面から水やりしています。
また、春から秋の毎朝、霧吹きで葉水をあげています。去年はこの葉水と水やりが少なかったので、貯水葉の成長が悪かったのを実感しています。
鉢植えだけでなく、ハンギングや板付けができる
ビカクシダは、着生植物です。着生植物は、地面に根を下ろさずに、樹上などで根を張り生活しています。
なので、板付けは本来の姿に近い条件であって、十分育ちます。何にしても、ビカクシダのハンギングや板付けは、インテリアをステキに演出してくれますね。
まとめ
最近は、私の住む田舎の園芸店でもリドレイやスパーバムなど、ビフルカツム以外のビカクシダが出回っています。欲しい品種があるならともかく、ビカクシダを入手するのは比較的簡単になりましたね。
育てていくうちに、子株が出てきますし、成熟した葉には胞子をつけることもあります。胞子で増やすことはまだやったことありませんが、子株を株分けして増やすことは簡単にできます。ビカクシダは丈夫なので、長く育てて増やしていく楽しみもありますよ。おすすめです。
【ビカクシダ】子株を親株から切り離そうと奮闘している私の話
ビカクシダ ビフルカツムの子株、その後の様子