いつ見ても、不思議な形してますね、ビカクシダ
夏の間、ジックリ時間をかけて貯水葉を大きくしてきた我が家のビカクシダ ビフルカツムです。現在の様子はこんな感じです。
普段は、ベランダの壁に掛けていますから、画面左の方向が天面になります。貯水葉が、天に向かって手を広げるように育っています。この形でもって、落ちてきた水分や養分になるものを受け取る、ってわけですね。
そしてこちらは、2枚目の貯水葉。若い貯水葉は、まるで草色のベルベットのようです。
おッ。よくよく見ると、3枚目の貯水葉も出ています。順調です。
こうして、チェックして、その成長ぶりに満足して、さてベランダの壁に戻そうか、と思ったその時です。
その裏面です。あ…、小さな成長する物体、発見です。
これ、確かに記憶があります。そうです、子株です。ええ、間違いありません。
最初は、「根っこかな?」と思っていたら、成長していくにつれて、ビカクシダの貯水葉を形成していったのです。いつぞやの悪夢(?)がよみがえります。悪夢って、これです。これ。
植物だって、生きています。そして、自分の子孫を残すためには、種を作ったり、子株を出してくるわけです。こうして、我が家の環境に馴染んで、成長の軌道にのったビカクシダ ビフルカツムは、2度目の子株作りに励み、未来への橋渡しを準備してきたわけです。
植物好きの性(さが)
ところで、実家の母が、庭の手入れを植木屋さんに頼むのですが、「もう手一杯になったから、梅の木を切り倒してくださいな」と言っても、植木屋さんはいつも致命的な域で梅の木を切ってくれないのだそうです。だから、翌年の春になると梅の木はまた、新しい枝を出してくるのです。
これ、植木屋さんの植物愛でもって、剪定は喜んで請け負っても、木を切り倒すことは、ようよう出来かねるということでしょうか。あるいは、この植木屋さんに限ってのことでしょうか?
でも、なんとなく私、その植木屋さんの気持ちが分かる気がします。「もう十分に、あるからなぁ」と困りながらも、根絶やしには出来ないのが植物好きの性(さが)です。
で、ビカクシダの話に戻ります。すでに、3つの子株が出てきているのを確認している私。「いやぁ…、増えて困るわ」と、悩みつつも全くもって手出しができません。その行きつく先は…
いつぞやのように、泣きが入りながらの子株切り離し作戦をしている自分が、目に見えるようです。想像して身震いしながらも結局、ビカクシダの株をそっと、ベランダの壁に掛けて戻す私です。
【ビカクシダ】水やりの課題をクリアしたのがこの形
我が家のビカクシダ ビフルカツムに新しい展開