GW前半、日本三名泉のひとつである下呂温泉に行きました。その備忘録です。（おつきあいください）
下呂温泉（げろおんせん）とは
下呂温泉は、岐阜県下呂市にある温泉です。林羅山により、有馬温泉（兵庫県神戸市）と、草津温泉（群馬県吾妻郡草津町）とともに、日本三名泉と数えられた泉質のよい温泉です。
タクシーの運転手さん曰く、温泉街を流れる飛騨川（益田川）を境に、向うとこちら側では温泉の泉質が違うそうです。
街はこじんまりとしたサイズなので、徒歩で存分に散策できます。また、街のあちらこちらに足湯が設置されていて、無料で下呂温泉を楽しめます。
下呂大橋のたもとの川岸には噴泉池があります。ここは、無料(!!)の河原露天風呂。脱衣所も、囲みの壁もなく、下呂大橋を渡る人から丸見えのロケーションです。なので、水着着用必須です。ちなみに、私が橋を渡った際に噴泉池に入っているのは男性ばかりでした。
昼食は、かばや
3ヶ月前、雪降るころに来たときも「かばや」さんで昼食をいただきました。
そもそもお店は鰻やですが、前回に続き、今回もカニクリームコロッケ定食をいただきました。
それは、こぶし大!!のカニクリームコロッケが2個。え！？いつも同じメニューを頂くって、メニューがこれしかないわけ？？いえ、いえ、いえ。
こんな、特大えびフライ定食や、
こんな、えびフライ・カニクリームコロッケ定食もあります。
そして付け合せのサラダの中には、お刺身が隠れているサプライズです。とにかく、お野菜たっぷり。ちょっと、食べ過ぎるほどのボリュームです。
勿論、本家の鰻メニューもあります。（写真撮り忘れました…）
かばやホームページ
http://www.gero-kabaya.com/
下呂温泉 合掌村
下呂温泉 合掌村では、白川ダム建設により水没してしまう運命であった合掌造りの民家のうち、10棟を移築・展示しています。
- 旧大戸家住宅は、国指定重要有形民足文化財
- 旧岩崎家、旧遠山家は、国登録有形文化財
に指定されています。重厚なな柱の家屋、養蚕の仕事をした階上の部屋…、残す価値のある素晴らしい家々が見れます。
美しく重厚な合掌造りの家。芽吹き始めた木々。そのどれもがまぶしくて絵になる景色でした。
また、合掌村の敷地が高低のある土地なので、場所によっては茅葺屋根を目線の先にみることができます。村内には、手湯や足湯もあり、散歩にちょうどよいサイズ感です。
影絵昔話館 しらさぎ座では、劇団「かかし座」による影絵芝居も観ました。この地域に伝わる民話を影絵で話聞かせてくれましたが、これが素晴らしかったです。
影絵の技術や語りはもとより、その見せ方もうまいのです。スクリーン裏で影絵の操作をしているのですが、時折、そのスクリーンを半分持ち上げて演じている姿を見せてくれるのです。それはまさに、影絵による総合パフォーマンスでした。
劇団「かかし座」 http://www.kakashiza.co.jp/
下呂温泉 合掌村 公式ホームページ http://gero-gassho.jp/
宿は、湯本館
下呂温泉「湯本館」のお湯は、無色透明のアルカリ性単純温泉（pH9.18）。つるりと肌にすべる感じのお湯です。加水、加温なしの天然温泉を終日、流しっ放しの贅沢さ。毎分8リットル。53.5℃の温泉が注入されています。
ただし、ホテルの方が「次は、露天風呂を作りたい」とおっしゃっていたように、内湯のみです。
適応症（浴用）
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、疲労回復、病疾回復期、健康増進
湯本館は、たしかに年季の入ったホテルではあります。とはいえ現在、リフォームを進めていてフロント周辺は新しくなっています。何はともあれ肩肘はらないで、よいお湯を堪能できます。
下呂温泉へのアクセス
車：中央自動車道 中津川ICから国道257号直進。中津川ICからは途中、道の駅等で寄り道して、約1時間で到着。
電車：JR東海 高山本線 下呂駅下車すぐ。名古屋駅からは、1時間28分。
近郊からは、日帰りで温泉を楽しみに来る人も多いです。車、電車ともに、わりあいアクセスがいいのが嬉しいところです。
