今のビカクシダ ビフルカツムの様子
ベランダの壁に掛けっぱなしのビカクシダ ビフルカツムです。元気かな?とちょっと様子を見てみました。
おっ、胞子葉の子供も出してきています。
というわけで、元気でいて、すこぶる順調そうです。スボラで忙しい(?)私は、最近はめっきり、「頑張らない園芸道」まっしぐらです。
その道に見事についてきてくれる筆頭が、このビカクシダ ビフルカツムと言えるでしょう。いってみれば、手間がかからない上に、愛嬌たっぷりの姿で、満足度の高い植物というわけです。まるっと、オススメです。
ふと見ると、このビカクシダの胞子葉に白いフワフワしたものがひっかかっていました。タンポポの綿毛だったのか、あるいは白い羽毛だったのか…よく覚えていません。私は、なにも考えずに、それを指でつまんで、そっと朝の空気に放ちました。
風のない朝。その白いフワフワは、わずかに下降線をたどりながら空中を漂っていました。ゆ~らゆら。重さをほとんど感じさせない白いフワフワは、とてつもなく自由に見えました。
それを見ていたら、姉さんのことを思い出しました。
「姉さん」とは言っても、血縁関係はありません。友達です。その姉さんは、今でこそミニマリストというジャンルが認知されておりますが、そんな言葉を聞かないもっとずっと以前から、既にとっくにミニマリストです。
姉さんは、「北海道に行きたいなぁ」と思うと、そのままその地へ赴いて、暮らし始めます。仕事も住まいもちゃんと見つけて数年、定住するのです。そして、「あぁ、北海道はよかった。次は、温かい土地へ行こう」と思うと、今度は鹿児島あたりへ行くのです。
荷物は、数箱の段ボール箱に収まる量です。(当然、冷蔵庫も洗濯機も持ちません。)なので、ゆうパックで引っ越し完了です。
そればかりでなく、「今度、みんなで集まるよ」と言えば、その時、どこの県にいても姉さんはフラリとやってきてくれます。超絶的にフットワークが軽いのです。とにかく、私のような凡人とは次元が違います。
白いフワフワが、自由に朝の空気の中を漂う様子を見ていたら、ふと、姉さんを思い出しました。久しぶりに、連絡とってみようかな…。