自然豊かな土地なのです
私が暮らす辺りは、住宅地が広がる一方で、自然も多く残り、カブトムシやクワガタが玄関先まで飛んできます。
ツバメも多く飛来します。ツバメは、車のエンジンをかけても驚く様子を見せずに、1.5mの距離で巣作り用に泥をついばむ姿を見せてくれます。間近で見ると、着地する時のツバメはヒラヒラ・ハラハラと飛んで、それはそれは可愛いのです。
ある時は、車で駐車している最中にも、スズメが目の前の水たまりで水浴びを始めるのです。驚かすと思って、車から出られません。
また、車に乗ろうとすると、野鳥が私の車のルーフで遊んでいるのです。ルーフに映った自分の姿に関心を寄せて、飛んだり着地したりしているのです。ず~ッと。
つい最近、「あれ、玄関前に枯葉が引っついている」と思ったら、アケビコノハという蛾でした。これがまた、葉っぱの葉柄まである素晴らしく出来のよい擬態なのです。
この記事の一番最後に、アケビコノハの画像を載せますよ。虫が苦手な方は、お気をつけください。でも、ほぼほぼ、葉っぱの画像ですけどね。
この時期、草取りに精をだしています
さて、私が勤める会社は、賃貸の物件を借りています。なので、大家さんがいます。
敷地内には舗装されていない土地も多く残っていて、春先には会社の敷地でウドやタラの芽も採れます。そして、夏になると雑草がわんさと生えてきます。
空き地に生えた雑草は、従業員が草刈機で刈ったり、大家さんが刈ったりします。問題は、コンクリートの割れ目から芽を出した雑草です。
何しろコンクリートの隙間を縫って成長する子たちですから、根性があります。地面を這うようにして育つから、手で引っこ抜こうにも、なかなかどうして、簡単には抜けません。
で、まあ、私などは、地上に出た葉の緑色部分をひっぱり、ちぎるくらいがせいぜいです。これで、引き分け勝負としているのです。で、また新しい葉を出してきたら、私がその葉をちぎる、その繰り返し。
しかしながら、毎年繰り広げられるこの攻防戦は、予告なくある日突然、終わりを告げます。
そんな時には決まって、大家さんがやってきて満面の笑顔で「除草剤、撒いておいたからね」とおっしゃるわけです。
除草剤。その威力たるや、すさまじいですね。これまで繰り返してきた私と雑草の攻防戦の足跡は、微塵もなく消え去ります。
除草剤や農薬は適切に使用すれば、人には害はないと言うかもしれません。でも、薬剤が浸み込めば、土を弱らせ、微生物に害を与えないわけはない、と思うのです。私は、ささやかな植物好きとして、害虫駆除や除草の為に、薬剤はなるべく使わない方向を支持します。
でもね、大家さんにはなかなか言えません…。大家さんの土地ですからね。せめて、大家さんが除草剤を使いたくならないよう、日々の草取りに精を出す私です。
終わりに、アケビコノハはこんな姿ですよ。
今日も、お付き合いくださり、ありがとうございました!!