今年は、10個前後の柿を数回にわたって購入し、時期をずらして干し柿を作ってきました。
干し柿の作りかたは、こちらで書きました。
熱湯or焼酎で殺菌消毒は必要か、検証した話はこちらです。
- 最初は、頂き物の柿
- 2回目は、マンガン柿
私的には、このマンガン柿で作った干し柿が好きです。中もかなり乾燥されるタイプ。まさに、ドライフルーツといった感じです。
- 3回目は、堂上蜂屋柿
堂上蜂屋柿の中はトロッとした実が残り、贅沢な和菓子のよう。甘さも半端ないです。何しろ、糖度65度(!!)にもなる干し柿です。
- 4回目は、マンガン柿
- 現在、5回目として、マンガン柿で干しいるところ
といった具合です。
11月初めに干し始めたものは、天気が良かったせいで、2週間余りで出来上がりました。その後も、続々と完成し、今は冷凍保存しながら、毎日1個ずつ堪能しています。
栄養豊富な柿
柿の栄養成分は、カロテン、ビタミンC、カリウム、マンガン、食物繊維等です。
「柿が赤くなると医者が青くなる」なんてことわざがありますね。ビタミンCが豊富な柿を食べれば風邪などの病気にもかかりにくく、お医者が暇になる、とかなんとか。なにしろ、大きめサイズの柿1個で、ほぼ1日分のビタミンC必要量をカバーできるそうですから。
または、柿が実る秋は農繁期で、農家の人が医者に行く暇などなかったからだ、とも言われています。
とはいえ、飽食&高齢化の今の時代、お医者が暇で青くなるなんて、想像つきませんね。
そんなわけで、柿は栄養豊富です。ですが、食べ過ぎると体を冷やしますね。女子的には気を付けなければいけません。
ただし、干し柿にすると、ビタミンCが減ってしまうそうです。その代り、干し柿にするとビタミンAが2倍になります。何にしても、柿は美味しい上に栄養豊富です。
蜂屋柿エキスは、ハリをもたらす美容効果あり
ところで、3回目に作った堂上蜂屋柿は、化粧品のドモホルンリンクルでも使われていることを知りました
ドモホルンリンクルは、再春館製薬所が出している「お肌本来の力を引き出す年齢肌のための基礎化粧品」です。CMでも見ますね。
再春館製薬所のHPによると、どうやら蜂屋柿エキスには、お肌のたるみを防ぐ働きがあるそうです。
柿には古くから様々な効能が知られていましたが、岐阜県国際バイオ研究所の協力により、この蜂屋柿の皮に、お肌のたるみを防ぐ働きがあることがわかりました。
細胞を埋めたコラーゲンゲルに何も添加しない場合と蜂屋柿エキスを添加した場合で比較しました。その結果、無添加に比べ、蜂屋柿エキスを添加した場合は、コラーゲンを引っ張る力が約10%程度高まることが分かりました。
驚くことにこの効果は、柿に共通する効果ではなく、完全渋柿に分類される「蜂屋柿」の皮でのみ認められた効果でした。
とのこと。ならば、干し柿を毎日食べている私は早晩、お肌のたるみ無し(!!)になれそうじゃないですか(!?)。
あっ! ただし、蜂屋柿エキスは、皮から抽出するとのこと。皮をむいて作った干し柿を食べて、同じ効果があるのかは定かではありませんね…。こうなったら、プラシーボ効果でキレイになってやるぞ(!?)。
そんなわけで、干し柿を堪能しています。