時々、映画の感想です。
映画、アリス イン ワンダーランド ~時間の旅~を観ました
前作である「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)を観ていませんし、 原案である「鏡の国のアリス」(ルイスキャロル著)を読んだのは、はるか昔ですが、 十二分に楽しめる冒険ファンタジーでした。
製 作:アメリカ(2016年)
監 督:ジェームズ・ボビン(製作:ティム・バートン)
出 演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、
アン・ハサウェイ、サシャ・バロン・コーエン
オススメ:★★★★☆
※★5つが、一番オススメする度合。私の独断です。
そもそも、ディズニー映画は、映像の美意識が高いので好きです。 今回の、アリス イン ワンダーランド ~時間の旅~も、 1800年代のロンドンや、ワンダーランドが舞台で、映像の美しさは、格別でした。
これまでに観たディズニー映画の話は、こちら(↓)
話を戻して…。
ざっくり言いますと、今回、 アリスは、時間の化身 タイムに会い、 時間をつかさどる「クロノスフィア」の力を借りて ワンダーランドをタイムトラベルします。 (ざっくりだなぁ)
とはいえ、私が気になるのは、 ワンダーランドの個性的な登場人物たちです。
魅力的なワンダーランドの登場人物たち
白の女王
現在、ワンダーランドを統治している 美しくて賢君な白の女王(アン・ハサウェイ)。 いつも優雅にゆらゆら揺れているのをずっと、 チェック入れていました。 (子供時代と、タイムトラベルしてる時は、揺れていませんでした。(^m^*)
マッドハッター
奇抜な風貌のマッドハッター(ジョニー・デップ)は、 体調と心境の変化とともに、メイクと眼の色が変わっていました。 また、すきっ歯は、黒いシールを貼っているのかな??? なんて見てました。(どアップの時は、メイクに釘づけ。) そして、子供時代とのギャップに驚きました。
双子のトウィードルディ&トウィードルダム
そうそう、太った双子 トウィードルディ&トウィードルダムも タイムトラベルで過去に行くと幼いのでした。
タイム
また、時間の化身であるタイム(サシャ・バロン・コーエン)は、 威厳があるのかと思いきや、 なんだか、そうでもなかったり…。 (首の後ろの半身機械の部分を、もうちょっと見たい感じ。)
赤の女王
とりわけ、釘づけだったのは、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)。 おでこのラインと、ヘアスタイルが強烈な印象の彼女は、 ワンダーランドの暴君として憎まれっ子なのですが、
なんだか可愛いおかしくて、目が点になります。
過去にタイムトラベルすることでわかる赤の女王と白の女王の確執の原因。その過去を知ってしまうと暴君 赤の女王は、嫌われキャラを超えて、愛おしささえ感じてしまいました。
ちなみに、赤の女王は、「なぜ。誰も私を愛してくれないの?」と言うけれど、タイムに愛されてはいないかい???(あるいは、タイムは時の番人なのに、暴君 赤の女王に迎合しているの??)
ともかく、みんなが皆、どこか不完全であったり、コケティッシュな一面を持っていたり、弱かったり、可愛かったり…そんなワンダーランドの住人がとても愛おしく感じたのでした。
まとめ
ストーリー的には、もっと違うメッセージを踏まえて作られていますが、私はこんな視線で、大いに楽しんできました。
あ…、主人公アリス(ミア・ワシコウスカ)が話題に乗らなかったわ。 (勿論、とってもよかった!!)