春の気配がそこかしこに、オオイヌノフグリも咲きだしました

可憐な青い花が、春の気配を呼びこみます

いつ頃からか、空地にオオイヌノフグリが咲きだしています。

オオイヌノフグリ

この青い花は、可憐でいてとても繊細。そもそも青い色をしているところからして私的には、子供の頃から特別感を以って見ていました。

それが、どうして、この花(植物)の名前は、オオイヌノフグリなのか…。

いつも、普通に呼んでますが、オオイヌノフグリって「大犬のふぐり」です。ふぐりって、「陰のう」のことなんです…。種の形が犬のそれに似ているからそういう名になった、とのことです。はぁ、なんともお気の毒な名前。

せめてもの救いは、「ふぐり」という言葉の意味が深く浸透していないところでしょうか(?)少なくとも私は、オオイヌノフグリの名から、何ら別のイメージを浮かべることはありませんで。

さて、ここで先日紹介した雑草キャラクター図鑑の再登場です。

雑草キャラクター図鑑 物言わぬ植物たちの意外な知恵と生態が1コママンガでよくわかる [ 稲垣 栄洋 ]

この雑草キャラクター図鑑にもちゃんと、オオイヌノフグリは登場しています。では、どんなふうに紹介されているかというと、キャッチコピーは

「かわいそうな名前」で一躍メジャーに

以前、オオイヌノフグリに代わる新しい名前を募集して、「瑠璃唐草」とか「天人唐草」なんて名前が選ばれたそうです。一変してキレイな名前です。なのに、これらの名前は全くもって浸透してませんね。

やはり植物の名前にもインパクトが必要なのか。なんだか、出世して偉くなったのに、いつまでも昔の恥ずかしいあだ名で呼ばれちゃう人みたいだ。

とのこと。そして、このオオイヌノフグリに人間のキャラクターをあてはめてみると

ITビジネスで成功したイケメン社長。出世したのに、今だに昔の恥ずかしいあだ名で呼ばれてしまう、ちょっと残念なヒト。

だそうです。ホント、うまいよね…雑草キャラクター図鑑。こうして私は、雑草キャラクター図鑑を手元に置いて、パラパラめくりながら楽しんでいるところです。

これまでにない植物図鑑(?)で、面白すぎです 今、こんな本を読んでいます。 雑草キャラクター図鑑 物言わぬ植物たちの意外な知恵と生...

何はともあれ、オオイヌノフグリはこの先、まだまだ咲きます。身の回りに感じることのできる春が、どんどん増えてきているのを感じています。
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