自然界の色彩感覚に無条件降伏。改めて、ツバメの美しさに私、参りました

今年も続々到来。大空を切るように飛ぶツバメ

今、私が暮らす地域では、ツバメがたくさん飛び交っています。このツバメたち、南の国で越冬して飛来する渡り鳥の代表ですね。台湾やフィリピン、マレーシア等で越冬して、春に日本に戻ってきます。

ツバメ

気象庁では、生物季節観測マップを作っていますね。全国の気象官署で統一した基準でもって、梅や桜、タンポポの開花した日や、鶯(うぐいす)やアブラゼミの初鳴の日などを観測しています。そのひとつに、ツバメの初見観測も含まれています。

ツバメの初見は、越冬するツバメではなくて、春に入る頃に渡来したツバメを初めて見た日の記録です。2018年の岐阜地方気象台のツバメの初見日は、3月26日となっています。これは、去年より10日早く、平年と比べて4日早い観測です。

ちなみに、東京ではまだ観測されていないようです。2017年は、4月17日に初見されていますが、昨年差のデータがないということは、2016年は渡来していないということです。(そして、2015年も渡来していません。)都市化の影響、でしょうか…。

美しいなぁ…、ツバメって

先日、川の橋を徒歩で渡っていたら、川面を飛ぶツバメの姿がありました。普段は、下から覗く位置から見ているのだけれど、橋の上からだと、ツバメの背中が見えました。

そして気付きました。ツバメの背中って、黒だと思っていたけれど、光の加減で、深い紺色をしています。

ツバメ

お腹は白。顔は赤茶。背中が濃紺。なんという色彩の美しさ!! おまけに、二股の長い尾というフォルムです。こういう自然界の絶妙な色彩感覚、その美しさに接するたびに、私は無条件降伏で感嘆のため息をつかずにはいられません。「参りました」と…。

夏に向かってこの辺りでは、まだまだツバメが増えます。大空を切るようなカーブを描いて飛ぶツバメの姿は独特でいて、それはもう美しいんです。鳴き声も可愛いんです。

これって、春夏の大切にしたい景色だなぁ…と感じるわけです。

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