不思議な光景の謎が解けました
散歩の途中、以前からすごく気になっていたものがありまして。それは、池のほとりにあります。
これです。(↓)
これ、確かに生きている木のようですが、それ以上成長できない状態。まるで、何本もの木が切られて、おまけに切り口をまぁ~るく磨いたような形状。あるいは、なにやら強力なものをかけられて、溶かされちゃったかのようです。それが、1本や2本じゃない数。
これ、誰かがやったこと?それもと、自然の産物?と不思議でした。
それが、ある時、植物の本をツラツラ読んでいたら、解決しました。これ、ラクウショウの呼吸根でした。
ラクウショウは、北アメリカ原産の落葉性針葉樹。見た目、メタセコイアに似た樹木です。湿地などに生えていると、根が酸素を取り入れづらい為、地表や水面に気根を出して呼吸しているとのこと。
なんだか、感心しました。そんな生態の樹木があるのか、という驚き。とともに今どき、ネットで調べればいとも簡単に調べものができるのですが、本で見つけた時の驚きがまた新鮮でした。
でもって、本で見つけたその後にネットでも確認しておきながら、あえて言いますと…。ネットで手軽に答えを調べて慌てる必要はないかな、なんて思いました。
あれは、何だろうな…と心に留めておいて、ある日、何かの縁でその答えを知る。そんな行程を経て知ったことは、ワクワクと共に、確かに自分の記憶に染み入ってくる、そう感じたのでした。