それは、とても目を惹く大木なのです
その木は、通勤途中の道沿いにあります。そして毎年5月に、薄紫色で筒状の花を咲かせています。
秋には、それはそれは興味をそそられる形状で、種子をぎっしりと付けます。種子は細かくて、風に吹かれてハラハラと流れされていきます。
散歩してみつけたもの
いつもは車での移動ですが、たまには散歩を。ゆっくり歩くと、いろいろな自然を見つけますね。
きれいな色の...
大木で、とても目を惹く木なのです。
今年も5月前半に花をつけていました。それは、ベルベットのような素材感です。厚みがあって、細かな毛をつけています。そして、なんともいい香りを放っています。
この木は、何の木だろう…と、ずっと思っていました。それがこの度、判明しました。
桐の木でした。
まっすぐに伸びた立派な桐の木です。
高級素材の桐
桐は、軽くて湿気を吸わない良質な素材なので、古くから桐箪笥や下駄などに使われますね。昔は、女の子が生まれると桐の苗を植えたそうです。そして、女の子がお嫁入りする際に、その桐の木で箪笥を作って持たせたそうです。それほどにも成長が早いということです。(私が気にかけているのも確かに、大きくて立派な桐の木なのです。)
それにしても普段、製品として見て、使っている桐箪笥や下駄。その原木をこの目で見て知るというのは、感慨深いものがあります。この木から桐箪笥が作られるのか、という「つながった感」が少なからず嬉しい驚きでした。いい勉強になりました。