先日、映画「人生フルーツ」を見て、日々の暮らしを丁寧に積み重ねよう、と改めて思った私です。
その矢先に、梅をいただきました。これがもう、「幸せの香り」そのものです。部屋中に、梅の芳しい香りが充満します。
そんなわけで早速、梅仕事です。私は、梅干しは苦手なので、梅仕事といえばもっぱら梅酒と梅シロップ作りです。
梅酒の作り方
梅を洗って、ヘタをとり、タオルの上でよく乾かします。
- 梅1㎏
- 氷砂糖0.5㎏(~1㎏)
- ホワイトリカー1.8リットル
これを瓶に入れます。瓶を冷暗所に置いて、約6ヶ月で出来上がり。
ところで、日本に暮らす外国人にとって、取り入れやすい日本の季節仕事というと、この梅酒作りではないでしょうか。
理由は、
- 簡単に作れる
- 早くできあがる
- 酒である
毎年、この季節になるとスーパーには、梅の実が並びます。さらにはその横にホワイトリカーや氷砂糖が置かれ、いわゆる梅酒セットが陳列されます。なので忘れていても、お店で見ると「あ。梅酒作りしよう!!」と季節が教えてくれます。そして、その場で一式そろえることができるわけです。(簡単です)
そしてまた、作りかたが簡単です。何しろ、梅と氷砂糖とホワイトリカーを一緒にするだけ。これが例えば、下準備に一週間かかって、云々間ぬんなんて手間がかかったら、梅酒は季節の仕事にはなりえなかったのでないでしょうか。
そしてまた、仕込んでいるものがアルコールであるということは、なにかにつけ、魅力的なわけです。
というわけで、私が知る日本在住の外国人は、梅酒作りをしていますよ。
梅シロップ作りもラクラク簡単です
洗った梅のヘタを取り、しっかり乾かしてから、同量の重さの梅と氷砂糖を瓶に交互にまんべんなく入れるだけです。
氷砂糖の袋には、発酵して泡が出やすいので、梅の重量の15%~20%の食酢またはホワイトリカーを入れる、とあります。(1㎏の梅なら、150~200㏄の食酢ということですね)
1~2日経つと、氷砂糖が溶けだし、エキスが出てきます。そうしたら瓶をクルクル回して、出てきたエキスをまんべんなく梅に回しかけます。梅がシワシワになって、約3週間で梅シロップの出来上がり。
現在、我が家の梅シロップは、徐々に氷砂糖が溶け出してきました。「は~、綺麗…」これって、ベランダの植物と一緒です。瓶を転がしながら、梅の色合いを眺めては、長い時間楽しんでいる私です。