会社で、ペチュニアの花が咲いています
ペチュニアって育てるのが簡単で、しかも、たくさんの花を咲かせてくれます。そして、咲き誇った姿に華やかさがあるから、有難い存在ですね。
今、会社では紫のペチュニアが咲きだしています。
実はこのペチュニア、少々変わったところで生きています。それはどこかと言いますと…。
土嚢(どのう)袋です。
春先のことです。去年、鉢植えで使用した古い土をこの土嚢(どのう)袋に入れて破棄しようとしていたわけです。それが、何のはずみか、土の中にペチュニアの種が混ざっていたらしく、土嚢袋を突き破って芽吹いたのです。
この状態に至るまでには
- 土嚢袋を捨てようとする人がいなかったこと
- 土嚢袋から芽吹いたものをひっこ抜く人がいなかったこと
- 振った雨が土嚢袋にあたって、水を確保できたこと
- そして、芽吹いたのが、丈夫なペチュニアであったこと、等々
数々の、ささやかな偶然と奇跡が重なって、このペチュニアは生き延びてきました。
最初は、小さくてひ弱な姿だったので、「育たないかな…」と思っていたら、いやいや、どうして、花をつけました。咲き始めは1つ、2つの花だったのが、今ではこんなにたくさん。
土嚢袋の中には土がしっかり入っているから案外、環境は悪くないのかもしれません。そして雨が降れば、土嚢袋の中の土が程よく水をキープしてくれるのでしょう。
咲き誇る姿を見ていたら、「ならば、摘心して脇芽をだすよう促してみようかな」なんて、株を大きくしたい欲が出てきました。
そんなわけで、土嚢袋の中の土が捨てられないのは勿論ですが、今では毎日、土嚢袋に水やりしている私です。