今、金木犀(キンモクセイ)が満開です
私の住むあたりでは3日前から、金木犀(キンモクセイ)の花が香っています。
この香りは、「昨日まで咲いていなかったけれど、今日から咲きだした」って、すぐに分かりますね。まず香りに気付いて、金木犀の木(花)を探すって順番です。
科・属名:モクセイ科 モクセイ属
原産地:中国
花言葉:「謙虚」「気高い人」
甘くて、ロマンチックな金木犀の香り。芳香剤に使われるイメージですが、風に流れてきた本物の金木犀の香りにはかないません。でも、花はそんなに長くは続きませんね。1週間、もつか、もたないか…。
花屋さんでは年中、あらゆる種類の花が手に入りますが、個々の花の命はほんと短いですね。1年のうち、花が咲くのはほんの数日(1週間)だけ。1本の花木にフォーカスしてみると、そんなことに気付かされます。
とはいえ、この金木犀の香りで毎年、秋の到来を実感します。そしてこれが、特別なことなんだな、と思い至ります。
金木犀(キンモクセイ)の花の利用
桂花陳酒
以前、オーストラリアの中華店で食前酒として「酒(SAKE)」が出てきました。それが、桂花陳酒でした。琥珀色した、甘くて香りのある美味なお酒でした。
それもそのはず、桂花陳酒は、金木犀の花を白ワインに漬け込んで3年熟成させた果実酒です。甘くて、香って、美味しいわけです。
金木犀(キンモクセイ)のジュレジャム
ロマンチックなものを見つけました。金木犀の花弁が瓶に閉じ込められたジュレジャム。これはまず、目で楽しめますね。プレゼントにしても喜ばれそう。防腐剤、着色料不使用。
無添加ジュレジャム≪金木犀のジュレジャム≫110g防腐剤・着色料を使っていない身体にやさしい手作りジュレジャム。
金木犀(キンモクセイ)を使ったレシピ
金木犀のお酒
プレ農家めし︎簡単!キンモクセイ酒 by 無農薬野菜もうり農園
使うのは、金木犀の花、氷砂糖とホワイトリカーなので、梅酒作りと同じです。手軽に作れて、食前酒によさそう…。
金木犀の砂糖漬け
紅茶にいれたり、ソーダ割にしていただくそうです。ミルクティーや、バウンドケーキに混ぜ込んでもよさそう。
金木犀のお茶
キンモクセイのお茶(自家製桂花茶) by mikanmama3
いわゆる、桂花茶です。緑茶とブレンドするので、飲みやすと思います。精神の安定や整腸作用、利尿効果もあるそうです。
感覚としては、ジャスミンティをいただく感じと似ているのでしょうか。私は、ミントを緑茶とブレンドして飲むので、ハーブティ感覚で桂花茶も好きだと思います。
と、まあ…。何かにつけて、素材を使って自分で作りたい私ですが…。いい大人が、公園で咲く金木犀を手折るわけにはいかないので、作ることは叶いません。
今、お庭で金木犀が香っている方、花を活用してみてはいかがでしょう?