何事か!?平日の昼間に、畑の先輩から着信
とある平日、仕事をしている時間に電話がかかってきました。でも、仕事中で気づかなかった私。休憩時間に気づきました。
電話をかけてきたのは、畑の先輩です。畑の先輩は皆さん、私の携帯番号を知っています。私も、先輩がたの連絡先を知っています。この畑の集まりには、電話連絡網が存在しているからです。
畑に限らず、何らかの集まりであれば、時に連絡事項を伝達することは必要になってきます。今どきはメール一斉配信とか、SNSのグループ設定で簡単に済んでしまうことかもしれません。
でも、私がお世話になっている畑の集まりは、少なくない割合でリタイヤした方たちが参加しています。となるとやはり、連絡手段は「電話」なのです。それも、ご自宅の固定電話だったりもします。
というわけで、連絡事項があればまず、畑の掲示板にメモ紙が貼られます。それより重要・緊急事項であれば、電話連絡網を使う流れです。
個人情報保護に敏感になっている今のご時世、最初はグループ内で連絡先をオープンにすることにはびっくりしましたが、折り合いをつけていくことも必要です。畑の集まりにおいて、私は電話連絡網を受け入れています。
さて、畑の先輩からの電話です。仕事中に電話がかかってくるなんて、どんな緊急連絡なんだ!?にわかに、緊張が走りました。その後、何度かのすれ違いののち、電話がつながりました。そして、電話の向こうで畑の先輩がいいました。
「キュウリの苗、いるかね?」
あ…。拍子抜けした様子を悟られないよう、私は答えました。
「はいッ!!、ありがとうございます!!」
後日、私の畑の片隅には健康そのもののキュウリとエンドウの苗がそっと置かれていたのでした。自宅で、種から大切に育ててきたものでしょう。御自身の畑に植えた後の余りを頂戴しました。先輩、ありがとうございます!