人生や仕事が上手くいく人と、そうでない人の違い
私は、子供のころからインテリアに興味がありました。「自分好みの素敵な空間に住みたいのよ」と、実家を出て自分の城を持つことに恋焦がれていました。
そして月日は経ち、学生時代を終えて社会に出てからはほぼずっと、実家を出て暮らしています。(たとえ賃貸であろうとも)念願の自分の城を持ったわけです。
それが今、
もっと、もっと、スッキリと暮らせないものかなぁ…。
と、ため息をついているのは何を隠そう、この私です。そう言っている時点で既に、私の仕事や生活のパフォーマンスは最大限に活かされていないと言えます。
というのも、人生や仕事が上手くいく人と、そうでない人の違いは能力差ではなく、住環境の活かし方の差なのだそうです。
そう教えてくれるのは、
なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか? [ 八納啓創 ]
(画像は、楽天ブックスより)
住環境をうまく活かすことは、とても重要
決して自分の人生や仕事がうまくいっていないとは思いませんが、今より更によくなるのであれば、これは捨て置けない問題です。ましてや私は、もっと住環境を改善したいと思っているわけですから。
言い換えると、環境が後押ししてくれるよう整えることで、自分のパフォーマンスが発揮され、人生や仕事がうまくいくようになる、というのです。
反対に、住まいの使い方が悪いと、知らぬ間に体力も気力も奪われるのだそうです。確かに、「我が家をもっと素敵にしたい」と悩む時点で、余分なエネルギーを浪費している私です。
それは成功する住まいの知恵・学問とでもいいましょうか
著者は一級建築士で、(株)川本建築設計事務所の代表取締役でもあります。これまで、成功している経営者や医師、ベストセラー作家の自宅や、オフィス設計を手がけていらっしゃいます。
そして、これまで培ってきた実績の中で、「一流の人がもっている住まい観」を「普遍的に活用できる知恵」へと体系化したものが本書には詰まっているのです。
決して難しい建築構造の話は出てきません。具体的な実例も交えて、行動や感情、思考にも作用する空間の重要性を教えてくれます。
まとめ
この本は、「いつかは自分の家を建てたい。」と思っている人だけでなく、賃貸に住む人にも響きます。いえいえ、今を暮らす全ての人に、気にかけてみることで現状が更にプラスに変わる可能性を教えてくれます。
なにしろ、1日の在宅時間は平均して13時間です。それほどの時間を過ごす住空間をないがしろにしてはいけない、というわけです。
そして、空間のもつエネルギーやクオリティを高めて、自分のポテンシャルを最大限に活かす、そんな教えでした。
そもそも、身近な住空間は人に見せるためのものではなく、自分自身と家族のための空間です。そこを丁寧に、真剣に考えて、おろそかにしない。そんなことを学びました。
植物&インテリア好き、なのに断捨離したいモヤモヤに挟まれる私の気持ち
2017年も12分の1終了。1か月、トイレ掃除をして起こったこと