9月のアスパラガス スマイラックス
しばらく前、質問をいただきました。
といった内容です。
アスパラガス スマイラックスって、こんな植物です。鑑賞用として主に流通しているアスパラガスの品種は4種ほどあります。そのうちの1種です。
アスパラガス スマイラックスは、ツル性で茎にトゲもなく、小さな葉がかわいらしいのでブーケにも使われますね。
で、話を戻します。
春先と言えば、植物は成長期。気温が上がり、明るい太陽光も浴びて、植物は大きくなろうと元気いっぱい。それが普通の流れです。
そんな大方の植物と相反して、アスパラガス スマイラックスだけ葉が落ちる…。これは、結構ショッキングです。「あれ、調子悪いのかしら?」「何か、間違ったことをしてしまった?」その心配、とてもわかります。
だって、我が家のアスパラガス スマイラックスも今、葉が全部落ちてますから。ほら。
このアスパラガス スマイラックス、かれこれ3年以上育てています。そして毎年、春先になると、葉を落としています。
初めての年、夏に葉が落ちたことに、それはもうショックでしたよ。「えっ!? 何かやらかしちゃった?」と身に覚えのない失敗を探しました。
とはいえ、枯れたと思ってさっさと鉢を捨ててしまうような、切り替えの早い私でなくてよかった…。ズボラさと、捨て下手なせいでしばらくの間、葉の落ちたアスパラガス スマイラックスの鉢を放置(忘却)していたのです。
そうしたらある日、新しい芽がでていることに気づきました。
そうなのです。アスパラガス スマイラックスは、9月のこの時季から、再生スタートします。冬になる頃には、ツルが伸びて、緑の葉が茂っていることでしょう。
そしてふと、思いました。
世の中には、春から夏にかけて葉を落としたアスパラガス スマイラックスを前にして、「枯れた~」と思われ、捨てられている鉢がどれほどあるだろうか…と。
その判断、ちょっと待ってください。アスパラガス スマイラックスは、まだ生きてますから。秋からまた新芽を出しますから。隣の元気な鉢と同様に、裸のアスパラガス スマイラックスにも水をあげてくださいな。きっと、復活しますから。
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