ないッ!!
週末を終えて月曜の朝、会社に出社してすぐに気づきました。この切株が、先週末から姿を変えています。
ない、のです。何がないかというと、切株から成長していた植物です。実は、かねてからその成長を秘かに楽しみに見守っていました。
そもそもこの切株は、かれこれ9年以上前に大家さんの手で切られた桜の木です。高齢の大家さんですから、大きく育った樹は手入れに手こずります。なので、切ってしまったようです。
その後、年月を重ねるうちにだんだんと朽ちてきて、切り口には土が溜まり、そのスペースを利用して植物が生えてきたのです。生えていた植物はこちら。ヨウシュヤマゴボウです。
確かに、切株から生えています。
しっかりと根を張っています。どこまで成長するか、楽しみに観察していたのです。
蕾も育ってきていたのに…。花が咲いた後は、ブドウのように紫色の実をつけます。これ、汁がつくと染まってしまいますから要注意です。でも、実が熟す前にひと枝ふた枝を切って活けると、とてもステキなのです。
それが、なくなってました…。周りは変化なしなのに、なぜにこのヨウシュヤマゴボウだけ切られたんだろう。大家さんに見つかっちゃったのでしょうか。残念…。
とはいえ、ここは片田舎。ヨウシュヤマゴボウは周りにいくらでも生えています。活け花にするためのひと枝を探すには事欠きません。
と、開き直りの早い私です。