植物図鑑とも、アート本とも言える「日本の帰化植物図譜」

眠る前のひと時、繊細な植物画にうっとり

最近、就寝前に「日本の帰化植物図譜」をパラパラめくって見ています。この本は、日本に帰化した植物たちを美しい植物画で紹介しています。その数、200種類!!

タイトル:日本の帰化植物図譜
監修・解説:大場秀章
植物画制作:日本植物画倶楽部
オススメ:★★★★★
5つが、一番オススメする度合。私の独断です。

毎夜、好きなページをめくっては、

  • あ!知ってる、この植物(身近なあの植物は帰化植物なんだ)と気づいて驚き
  • 繊細で美しいアートとして植物画を見て

楽しんでいます。

そもそも帰化植物とは…

人間の媒介で渡来した生物が、その土地の気候・風土に適応し、自生・繁殖するようになること(広辞苑より[第6版、2008年])

こうして、日本に帰化した植物は、なんと1,200種以上。日本の自生種が、約4,000種(琉球を除く)であるから、帰化植物は自生種の1/4以上の割合いまでに至っています。

言ってみれば、帰化植物はとても身近な存在なのですね。実際に、「えッ!?これも?」と思うような植物までが帰化植物であることに驚きます。

あ!知ってる、この植物(身近なあの植物は帰化植物なんだ)と気づいて驚く

カヤツリグサ

ヒメムツオレガヤツリ カヤツリグサ科
これは、北アメリカ原産だそうです。子供の頃から、典型的な雑草の印象ですから、見事に帰化して日本の風景に馴染んでいるってことですね。カヤツリグサって、茶花でも使いますね。

 

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ タデ科
道路脇や垣根にビッシリ覆うように繁殖した姿は、生命力にあふれていてたくましいです。ピンク色の花をたくさん咲かせている姿は圧巻だし、赤い茎とピンクの花の配色が絶妙で大好きです。原産地は、中国南部-ヒマラヤ。明治時代中期に鑑賞用に持ち込まれたとのこと。

帰化植物は増え続ける一方

私たち人間は、今やものすごいスピードで世界中を移動して周っています。そして意識していようといまいと、おびただしい数の植物までも移動させています。

それはプラントハンターのようなビジネスだけでなく、靴底に張り付いた種子の形かもしれません。そんなわけですから、帰化植物は日本だけにとどまらず、世界中で増え続けていると言えます。

そもそも、どれが自生種で、どれが帰化植物なのか…その境界があいまいになるのも時間の問題ではないでしょうか。

繊細で美しいアートとして植物画を楽しむ

日本植物画倶楽部の会員方が描いた植物画は勿論、オールカラーです。細密に描かれた植物たち。それは、植物図鑑であると共に、アートを見る楽しみです。

植物画は200枚(!!)。複数の方が携わっているのため、画の下にはそれぞれ、描いた方の名前が記されています。よく見ると、植物画にも色使い、構図、輪郭のシャープさ、あるいは柔らかさ…等、個性がにじみ出ています。そんな楽しみ方もできるのです。

そうして眠る前の少しの時間、好きな植物の、美しい細密画を眺めて、心を洗っています。

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