春を告げるこぶしの花
今年も咲きました、こぶしの花。
このこぶしは、通勤途中にあるので毎年、開花を確認しては春の訪れを実感しています。せっかく咲いているのに、強風が吹くから花びらが痛んでしまいますよ。花の命は、はかないです…。
去年、車を停めて撮影したのは2016年3月24日。
今年は4月に入って咲いたので、去年より春の訪れが遅いようです。このこぶしの花が咲くと、いよいよ次は桜の開花です。
新しい生活をスタートする時期
今週から、新しい生活をスタートしている人がいると思います。一人暮らし、新社会人。緊張の初仕事…。ええ、ええ。私にもそんな時がありました。
私は大学卒業後、東京の会社に就職しました。初出社当日、新入社員はそれぞれの部署に配属されました。そして私も、配属の部署に連れられてきて、自分の席をあてがわれました。(かなり、緊張しています)
そして次に、リーダーのような人に「皆、今日から新しく入った○○さんだ。」とか何とか、私を紹介していただく。そして私は「○○です。どうぞよろしくお願いします」とペコリとお辞儀する。
これが、よくある流れではないでしょうか。なのに現実は、そんな展開は起こりませんでした。なんと、私は放っておかれたのです。
誰も声をかけてくれないこの状況。え…??私、どうすればいいんでしょう?
というのもその時、部署内では何やらバタバタ大わらわしていました。締切に追われていたのか、ミスが発覚して対処していたのか…。皆さん対応に忙しすぎて、新人の私のことなんて、眼中にありませんでした。
閉ざされたオフィス空間。周りに人はたくさんいるのに、放っておかれる私。とんでもなく、やり場がなくて居心地が悪いです。どうしたものでしょう…。顔も名前も知らない皆さん。でも、とても忙しそう。
そこで私は、中央奥の偉い(と思われる)方の机に及び腰で近寄り、「あ、あの…、皆さんお忙しそうですが、私に何かできることはありますか?」と聞いてみました。
それで、どうなったか。
「じゃあ君、これをやってくれ!!」と、いきなり仕事を振られ、私は即戦力となり見事に仕事を片付けました、とさ。
なぁんてことは、現実では起こりません。果たして、私が何かを手伝った記憶はありません。何しろ初出社の新人ですから、私に出来たことはなかったはずです。多分「今、忙しいから、席に座ってて」とでも言われたのだと思います。
これが、私の仕事はじめの思い出です。このことは、現実はドラマのような展開にはならない教示とも取れます。でも実は、これがきっかけで、部署の皆さんに受け入れていただいたように思います。とすると、あの状況はドラマチックなことだったともいえます。そんな私の新人時代の思い出です。
今日も、日本のどこかで、緊張して仕事に向かっている人がいるのかもしれません。そんな人には、会社の人に受け入れてもらえるちょっとしたドラマが訪れることを祈っています。あるいはそれは、自分で作れることかもしれませんしね。(頑張れ!!)