お盆休みの間、長野県北安曇郡白馬村に行っていました。山には興味深々、でも装備も経験もまだまだ山ガール未満。そんな私が白馬周辺を満喫した備忘録です。おつきあいください。
長野オリンピック1998の軌跡が見れる白馬村(長野県北安曇郡)に滞在
1日目
私が暮らす岐阜県東濃地域から長野へ出発。中央自動車道に乗れば、3時間ほどで長野県入りするかな。
木崎湖(長野県大町市)でピクニック
ペダルボート、貸ボート、釣り等のアクティビティもありますが、静かな湖でした。車を湖の脇に停めて、ピクニックすることにしました。
それにしても、なんてことでしょう…。ガスバーナーや水、珈琲を持参したにもかかわらず、ケトルを忘れる痛恨のミス!!
とはいえ、持参した食べ物、高速のSAで購入した朴葉寿司、サンドイッチ等で、存分に楽しみました。
白馬塩の道温泉 倉下の湯
夕方、早めに温泉に入ることに。近いので、白馬塩の道温泉 倉下の湯へ。(600円)
倉下の湯からは北アルプスが望める…はずですが、曇天で無理でした。
鉄分からくる褐色の濁り湯は人気ですが、人が多いですね…。これまで、何度か利用してきましたが、ここはもう卒業かな。
白馬塩の道温泉 倉下の湯
2日目
宿で朝食を取ってから出発。まず、コンビニでおにぎり、サンドイッチ、水分等を確保しました。お昼のピクニック用です。
白馬八方尾根(八方池)
黒菱第3ペアリフトと、八方黒菱ラインのリフトを利用して八方池山荘へ。そこから、八方池まで歩くコースをとりました。
黒菱第3ペアリフト乗り場へは、カーナビに「ラネージュ東館」と入れると迷いません。「ラネージュ東館」まで行けたらその先は、道沿いにどんどん進めば、リフト乗り場の駐車所につきます。道幅が狭いので要注意です。
八方池までの道は、人が多いので、列になって進む感じ。足元は、木道が整備されていますが、粘土質の蛇紋岩は濡れていると滑ります。霧がかったこの日はとても滑りやすい状態で、何人もの人が滑って尻もちをついていました。怪我しないよう注意が必要でした。
トレッキングシューズ、最低でも靴底がギザギザしたランニンググシューズ域が必須です。ウォーキングシューズは、靴底がツルリとしているので不向きです。中にはかなり軽装の人もいましたが基本、山装備が安心ですね。ストックも大いに役立ちました。(というか、ストックなしではとても歩けませんでした、…私)
高山植物の花がたくさん咲いていて、楽しみました。八方尾根には、通常の山岳よりはるかに多くの種類(347種)の高山植物が自生しているそうです。
八方池に到着したら、おにぎりでピクニック。ピクニックで食べるご飯てのは、なんでこうも美味しいんでしょうね。
八方池は、霧がかかったり、晴れたりでした。以前見た素晴らしさを知っている分、また次の楽しみに。
トレッキングガイド 白馬八方尾根
若栗温泉
15:00頃、日帰り入浴利用で若栗温泉へ行きました。(600円)
高校生が部活の合宿をしていて、お風呂を使っていましたが、間もなく貸切状態へ。後で、高校生と話したら、とっても礼儀正しかったです。
ナトリウム―炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)のお湯は、微濁色。オーナーも、地元の方も、そして白馬に長く滞在する方も、「若栗の湯は、お湯がいい」と太鼓判を押していました。確かにいいお湯でした。
ただ、お湯が熱いですから、水を足しながら利用しました。
また、蛇口やシャワーヘッドから出る水量に勢いがなく、忍耐が必要です。女湯の脱衣所にドライヤーは1つしかなく、おまけにブレーカーが落ちても、回復してもらえませんでした。ドライヤーなしでも髪が乾く夏の季節でよかったです。
というわけで、手広くビジネスを展開するオーナーの節約思考が垣間見れました。でも、いいお湯です。
若栗温泉
3日目
前日の歩きで、足は筋肉痛…。
白馬岩岳 山頂ゆり園、ねずこの森 自然探勝路
今は多くの人が、愛犬とともに旅をしているのですね。白馬岩岳 山頂ゆり園へは、愛犬をゴンドラに乗せて、山頂まで連れて行くことができます。そんな様子を見ていて、「どの犬も、吠えたりしないでお利口だなぁ…」と思いましたよ。
ところで、ゴンドラで山頂まで行ってもゆり園だけ散歩して、くつろいでいる人が多いように見受けました。その先にある「ねずこの森」のウォーキングが、素晴らしかったですよ。(オススメです)
静かで美しい森の中、マイナスイオンをたっぷり感じることができます。ただし、自然の生態系を守るため、愛犬は「ねずこの森」へは入れません。
ねずこ(別名:クロベ)は、ヒノキの仲間。ヒノキ・サワラ・ネズコ・アスナロ・コウヤマキの木曽五木のこと。ネズコは耐水性、耐摩耗性にも優れて軽いのが特徴だそうです。
白馬岩岳 山頂ゆり園
天然温泉 岩岳の湯
15:00頃に岩岳の湯へ行ったら、人が少なく貸切状態でした。(600円)
お湯は微濁色、湯船のヘリには薄オレンジ色の析出物が固まっていました。こちらのお湯もとても好きだと思いました。
白馬三枝美術館
時間が早かったので、白馬三枝美術館へ。白馬の景色を描いた油絵や水彩画が多数集められていました。
実は、美術館のお庭に敷き詰められているレンガに沸いた私です。だって、これ、私が暮らす岐阜県東濃地域でつくられた耐火レンガだから…。
SK34とか、36とか、耐火度を表す表示や、会社の印が見てとれました。30年程前に、こうしたアンティークレンガが流行った時季があったのだそうです。
陶器の町で暮らしているからこそ、気付いたレンガです。
4日目
帰宅の途に。
お土産は、スーパーマーケットTSURUYA(ツルヤ)池田店で
TSURUYA(ツルヤ)のことは、宿の方に教えてもらいました。オリジナルブランドを展開していて、お得なお買いものができます。
100%リンゴジュース、ジャムや、リンゴバター、国産花豆あん(あんバター味)、おやき、そばの実…(そして、昼食用の惣菜パン)地元色のあるお土産にぴったりの品が揃っていました。
正直、「次に来た時も、お土産はTSURUYA(ツルヤ)池田店で全部そろうなぁ」と思ってしまいました。これでは、昔からのお土産さんが打撃を受けてしまいますね…。
というわけで、いい温泉に浸かってゆっくり旅ができました。
旅の備忘録におつきあいいただき、ありがとうございます。そして、白馬に行く際、参考になる情報があれば幸いです。