夏野菜の植え時は、GW
私が暮らす地域では、GW時季は畑仕事で忙しくなります。夏野菜の苗を植えるのです。その、まさにGW時季、トマトの苗を植えようとしている私がいました。
ところが、購入したトマトの苗を手に私はハタと立ち止まり、その後の作業へ移ることができなくなりました。しまった…。畑の計画が、なし崩しに崩れてしまった…。
事の発端は、畑の先輩からジャガイモをいただいたことです。
ここは市民農園。売れるほどの質と量の野菜を作り出す腕のいい先輩がゴロゴロいらっしゃいます。皆さん、綿密なる栽培計画のもと、着々・粛々と野菜を植え付けていらっしゃいます。そんな中、余る野菜の苗が出てくるもので、先輩がたはそれを惜しげもなく私に譲ってくれるわけです。そして、私は遠慮なくいただくわけです。
そうした流れでもって、しばらく前に私はジャガイモの種イモを譲りうけていました。そして私は熟考することなく、目の前の1畝に植えつけたわけです。その後、晴天と雨の両方に恵まれ、ジャガイモはあっという間に芽を出し、私を大いに喜ばせました。
しかしながらここにきて、トマトの苗を手に持った私が、あの時の行動が軽率だったことに気が付いたわけです。ジャガイモを植えたがために、トマトを植える畝が極端に限られてしまった…。
何しろ、トマトやナスはナス科。連作障害を気に留める必要があります。そして、この畑ももう3年目。毎年のようにトマトやナスを植え付けてきました。勿論、連作障害を起こさないように毎年、場所を変えてきました。
だからこそ、ジャガイモを植えた畝はまさに、トマトやナスを今年植えるためにキープしていた畝だったわけです。これまで計画的に考えてきたはずが、欲張ってジャガイモを頂いたがために、これほど苦悩する破目になるとは…。
こうして半ば無理やりに、トマトの定位置を捻出したのでした。
トマトの苗の植えつけ方法
ミニトマトの株間は、45cm。場所を決めたら畝に穴を掘り、水をたっぷり注ぎます。これでもかぁ、これでもかぁの量の水を入れ…
溜まった水が地面にしみ込んだら、苗を置いて、土をかけます。以上。
植えた後に水やりは不要。
数日後、トマトはぐったりしなだれてきます。それを見て、「あぁ、お水をあげなくちゃ!!」そう思うのは自然な親心。でも、心を鬼にして水をあげません。でもやっぱり、「あぁ、お水をあげたい」そんな思いにもだえるもどかしさ…。
そうこうしているうちに、トマトは平気な顔して復活してきます。
喉が渇いたトマトの苗は、水やりしてもらえないので、水を求めて湿っている地面の下のほう、下のほうへ根を伸ばし、結果、しっかりと地に根を下ろすという流れ。その後は、脇芽かきに注力し、水やりは気にしません。
こうしてひとまず、トマトの植えつけは収まったのでした。