ポルトガルで2年に1度開催されるフェス、ZNA GATHERING 2019が終了しました。
病み上がりに鞭打って、ポルトガルから中央フランスまで2晩かけて、帰ります。その距離1,500km。走行中、変わる景色を眺めながらいろいろな思いが巡ってきました。
「だめだよ、僕の国は。オリジナルの車もなければ、テレビもない。何も作れないんだから。(メルカトル図法だと分からないけれど)、土地だって意外と小さいんだ。おまけに、冬はマイナス40度…。」
と、パシャが言いました。
「え!? ロシアは食糧自給率ほぼ100%だし、月まで行けるロケットを持ってるじゃない。」
そう言ったら、はッ!!と気づいた顔をして、てへっと笑ってました。案外、自分の国のことはそんな風に思っているものかな。
目の前を流れるヨーロッパ大陸の景色はダイナミックな美しさを持っていて、ため息が出ました。大きいな。(遠いな…)
「なんだかんだ言って、フランスはいい国だよ」
パスカルが言っていました。
そして私は、
「なんだかんだ言って、日本が好きだよ」
と思うのでした。(若い頃は、そこまで言いきらなかったというのに。)
そんな、長い道中。以前から、オレオのクリームなしがあったらいいのに、と思っていたけれど、マリーのチョコレート味がいい線いっていることを発見したのでした。