会社敷地で山菜採り?

会社帰りに、夕食のおかずをピックアップか?

私が働く会社は、地方の小さな、小さな会社。地域として、また職種的に、現在の新型コロナウィルス感染拡大防止策としての営業自粛は要請されていません。また、テレワークできる職種でもありません。なのでマスクして毎日、せっせと通勤しています。

そんな、とある日のこと。会社で仕事を終えて帰宅する時です。「あッ!!」私はある一点を凝視し、足が止まりました。

私が見つめる先にあったものは何か。そうです、会社の敷地内でワラビ発見です。

わらび

あ、こっちにも発見。小さすぎず、大きくなり過ぎでもなく、今が食べごろのちょうどいいサイズ。反射的によぎったのは、「美味しそう…」という言葉。

わらび

もう、隠しきれません。子供の頃から山菜採りを満喫していたので、ほんの少しのワラビの気配にも敏感なのです。たとえ、そこが会社の敷地であっても、私は目ざとく発見します。

この位のワラビの茎をス~ッと下から持って、柔らかさのある部分でそっと手折るとパキッ!!と気持ちよく折れるわけです。間違っても、欲張って根元から採取しようなんていけません。根元は硬いですから、食べません。

自然の旬のものを採取して、それをいただく美味しさったら格別な御馳走です。
「あぁ~、美味しそう!!」

それにしても、会社の敷地内でワラビが自生しているって、一体どんだけな田舎なんだ、ここは。いえいえ、ワラビだけではありません。ゼンマイも生えています、タラの木もありました。

「ありました」と過去形なのは、少し前、草刈りが行われた際に、伐採されてしまいました。私的には、これは完全に草刈り仕事のミスです。本当なら、ちょうど今ごろからタラの芽が採取できるはずだったのに…。刈る必要のないタラの木まで刈られてしまい、人知れずショックを受けているところです。

話しは、ワラビでした。いかにも食べ頃のワラビをいくつか見つけた私。にわかに食欲も刺激されましたが、ここは田舎者です。「これだけでは足りないな」という判断を下し、採取を断念するのでした。取るなら、十分な量がそろっている場合に限る、と。

それって、おかずとして十分な量という意味なのか、食べる分を採取してもまだ十分残るという自然保護の観点からなのか…。

とにかく、手ぶらで帰路についたのでした。

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