連綿と続いていた私のファッション ジレンマ
中学生の頃、都会に住む祖父母宅へ行くと、新しもの好きでハイカラな祖母に、「若いのだから、もっと綺麗な色の服を着たらいいのに」と言われたものです。
その時、私が着ていたのは、「お気に入り」のカーキ色のセーター。
そう、その頃から私、地味色いえ、シックな色のシンプルな装いが好きでした。ところがファッション雑誌では、(例えば)春になればパステルカラーの特集をします。それにつられて、気乗りしないままパステルカラーを身に着けてみたならば、たちどころに自分が気恥ずかしくなるのです。
明るい色は、自分には似合わないよぅ。それでも、明るい色を着るべき? (流行りだから?女の子だから?季節だから?)どうしたら、明るい色をお洒落に着こなせるの?
中学生の時から、私のファッションジレンマは連綿と続いていました。
突破口は、パーソナルカラー診断
でも、今はもう知っています。私は、パーソナルカラーでいうところの「秋(オータム)」タイプです。似合うのは、ダークで温かみのある色。ナチュラルであって、シックな装い。私に、ドラマチックな色やパステルカラーは似合わないのです。 (もう、ぶれません)
私は、自分のパーソナルカラーを知ることで、世間が作ったファッションの呪縛、例えば、 「バリエーション豊富なことがお洒落である」とか、「春はパステルカラーを着る」とかから抜け出しました。
ただし、中学生の私に言った祖母の言葉から、当時の私はシックな色を着こなせていなかったんだ、と気付かされます。
ファッションに悩める子羊の道しるべ本
自分のパーソナルカラーを知っておくことは、とても役に立ちます。センスの良い人は、既に自分に似合う色をわかっているかと思います。それでも、人から客観的に見てもらうと、ストンと落ちて納得するのです。
とはいえ今は、ファッションに悩める子羊の道しるべとなる指南書がたくさんありますね。たとえば、こんな(↓)
著 者:地曳いく子
オススメ:★★★★★
★5つがおススメ度最高です。私の独断ですが。
- 「ワンパターン」とは、「スタイルがある」ということ
- 「トレンド」ではなく「スタイル」を大切にする
- 今、着るものだけを買う
- 数を少なく、いいものを選ぶ
- 「おしゃれな人」と「おしゃれが好きな人」の違い
- 買い物は、足りないピースを探しにいくこと
- 何年ではなく、何回着るか etc.
的確でいて、実に気持ちのいい本です。オススメです。