特定外来生物のオオキンケイギク、その取扱い方を考えてみた

景色としては素敵でも駆除対象の花、オオキンケイギク

気付けば今年も咲きだしました。田舎の空き地で黄色い花が満載。これ、オオキンケイギクです。

オオキンケイギク

ほら。分かりますか?用水路の向こう側にもギッシリ咲いています。元気の出る黄色。でも、この花は特定外来生物です。

特定外来生物って、なんだか宇宙人的な響きです。

この花は、北米が原産の外来種。何しろ、繁殖力が旺盛で在来種に悪影響を及ぼす恐れがあるので、環境省が「特定外来生物ですよ(注意!!)」と指定しているのです。

というわけで、こんなに可愛く咲いていても駆除の対象です。ましてや、栽培・運搬・販売・野外に放つことが禁止されています。

なので、今は見事に咲き誇っていますが、いづれは市役所の草刈機で刈られる運命です。でもそれは、(対処が)遅すぎでしょう!!という頃なので、こうして翌年もまた見事に同じ景色が再現されるわけです。

思うに。この花が咲き始めたら、市民の皆が競ってこの花を手折り、家に飾ってはいかがでしょう。種を付ける前に刈り取ってしまう計画です。そして花を楽しんだ後は、可燃ごみです。

こうすることで在来種を保護できて、特定外来生物を駆除できるという一石二鳥。いやいや、部屋に飾ることで、ビタミンカラーから元気をもらうので。一石三鳥。

オオキンケイギク

でもな。例えば公園の花や、山に生えている植物を勝手に折ってはいけません、という日本人のマナー意識がそれ(オオキンケイギクを手折ること)を躊躇わせるかな。

なので、「この黄色の花は例外です。(どんどん、取っていいんです)」という御触れを出していただきたい。

みんなで摘んだなら結構、繁殖を抑えられるんではないだろうか、と思うのだけれど。私なんかきっと、家中で黄色い花を楽しむだろうにな。

今のところ私自身、勝手に花を摘むことへのためらいと奥ゆかしさのせいで、行動に移せれていないのですが…。

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